おはようございます。
江東区亀戸の行政書士、大島崇史です。

今日は少し早めに出社して、研修ビデオを視聴しています。

行政書士は知識を売る仕事ですから、勉強は生涯必要です。

ところで、研修でこんな言葉がありました。

最初から建設業を専門としていたわけではなくて

仕事をしていくうちに建設業のお客様が自然と増えていっただけです。」

私もいつかこんな風に言ってみたいものです・・・。

以前から行政書士業務について専門特化すべきか少し考えていたのですが、

思うところ「専門特化」の意味合いを履き違えていたように感じるのです。

多くの「行政書士の開業マニュアル」のようなものには

今後、行政書士は専門特化していかなければならない」とか

『なんでもできる』ではお客様は集まらない」とか

『なんでもできる行政書士』と『会社設立専門の行政書士』がいたら、どちらに会社設立を依頼するか?

このような言葉が散見されます。

私のようなひよっこ行政書士は

何か一つの業務分野に絞らないといけないのか!

でも、専門分野を作ったら、それ以外のお仕事が頂けないのでは?

と思ってしまうわけです。

開業して1年目はこんなことに悩んでおりました。

2年目に入って思ったことは

この「専門特化」というのは、なにも「特定の一つの業務分野しかやらない」という意味ではないと思うのです。

マグロしか売らない魚屋さん。鶏肉しか売らない肉屋さん。

初めて魚屋、肉屋を開業する人が、そんな専門特化したお店を開業するでしょうか?

おそらく、「良いマグロを安く仕入れるル-トを知っている」とか

「その立地ではマグロのニ-ズが絶対にある」とか

ある程度のノウハウ、目論見があるから、専門特化できるわけです。

若手行政書士にはそんなノウハウも目論見もありません。

「行政書士になったけど何かお仕事ありませんか?」

という状況が多いはずです。
(前職の経験などがある場合はそれを専門にしても良いのですが)

そのため「なんでもやります行政書士」になるわけです。

もちろん、これでは開業本などに記載されているように、集客率は落ちます。

だからといって始めから「○○専門の行政書士」として開業し、

その専門業務だけしかやらないというのはリスクがあります。

建設業専門でやっていこうと思ったら、近所にも建設業専門の行政書士の先輩がいたとか

風俗営業専門でやっていこうと思ったら、その地域ではほとんどニ-ズがなかったとか

専門業務しかやらないものだと知人から思われ、知人からの紹介を取り損ねる

そんなこともあるのではないかと思います。

つまり、私として「専門特化」とは、「特定の業務しかしない」というわけではなく、

「得意な業務を作る」という意味だと思います。

基本的には何でもやるが、なかでもこの分野が得意です」というのが良いのではないかと思うのです。

また、いろいろなお仕事をやっていくと、知識の容量が多くなってしまい、

手引きに載っていない細かい処理などを忘れてしまったり、

法改正などで知識の更新が追いつかなかったりと効率が悪くなってしまうので

ある程度は業務範囲を絞ることも必要です。

そのため、「やる業務」と「やらない業務」にわける必要があります。

「やったこともなく、どんな業務かわからないのに、そんな判断できない」

のであれば、「やりたい業務」を3~5つぐらいに絞ればよいと思います。

私自身、開業当初は会社設立、遺言相続、風営許可に絞っていました。

ただ、これをホ-ムペ-ジにデカデカと記載したわけでもなく、

それとなく自分の中で思っていただけです。

そして、1年間お仕事させていただいていると

自分がやりたいお仕事を頂けたり、それ以外のお仕事を頂いたり、

外国人関係を専門とする行政書士さんとお会いしたり、

会社設立をほとんどやっていただける司法書士さんにお会いしたりと

自分の環境が把握できてきました。

自分の「やらない業務」「どちらかといえばやりたくない業務」は、

その業務を専門分野としている方に依頼し、

一方で「やる業務」「やりたい業務」には誠心誠意打ち込む。

そして、いずれはその経験から「得意分野」ができていくのではないかと思います。

少し長々と書きましたが、私が開業1年目で悩んでいたことを

誰か同じように悩んでいるのであれば、お役にたてればと思いこの記事を書いています。

これが正しいかどうかはわかりませんがご参考まで。

まぁ、そんな感じで10月2日で行政書士開業2年目を迎えますが、

結婚生活は昨日で2年目に突入しました。

記念日なのに何も特別なことができない夫をお許しください。