おはようございます。
江東区亀戸の税理士、大島崇史です。

昨日も家に帰ると妻から一言

「これアウトだよね!?」

差し出された広告に目を通す

シルバ-人材センタ-?これのどこがアウトなの?」

私は妻に聞き直しました。

すると、妻が

「ここっ、ここ見て」

そう言って指差した場所には

アウト-!!!!!

なんだかわからないけど、とりあえず「アウト」と叫びたくなりました。

これは有名なパン職人ですよね?

あんパンとかカレ-パンとか作っている方ですよね?

それをチラシの画像に使ってしまって良いのでしょうか。

ここまではっきり使っていると、むしろ許可を取って使っているのではないかと思うくらいです。

すぐさまネットで検索

「ジャ○おじさん シルバ-人材センタ-」っと

すると、いろいろ出てくるパン職人の画像

どうやら頻繁にこのパン職人の画像を使っているようです。

そんなシルバ-人材センタ-は

「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律」という法律に基づき設立された公益社団法人で

高齢者の方に働く場所を提供しています。

パブリック的な団体なわけです。

税務でも少し変わった特徴があります。

シルバ-人材センタ-で働いた収入は「給与所得」ではなく「雑所得」となります。

なぜかというと、シルバ-人材センタ-と働く人との間には雇用契約はないからです。

そのため、収入は「給与」ではなく「配分金」という名目で付与されます。

しかし、雑所得となってしまうと、本来であれば実額経費(実際にかかった必要経費)しか控除できません。

給与所得であれば「給与所得控除」という概算経費を少なくとも65万円は控除できるのです。

そしたらシルバ-人材センタ-で働くのは損な気がします。

ただし、シルバ-人材センタ-については特例があります。

租税特別措置法の27条に

雑所得にするけども65万円を概算経費として控除しても良いと規定されているのです。

もちろん、実際にかかった経費が65万円より多ければ実額経費を控除した方がお得です。

こんな税務上の特例があるほどパブリック要素の強い団体なのですが、

チラシにパン職人を使うのは「アウト!」だと思います。